宿泊を決めたきっかけ
私が「長沼マオイの丘ホテル」に宿泊を決めたのは、長沼町で一泊しながらゆっくり観光を楽しみたいと思ったからでした。新千歳空港から車で30分程度というアクセスの良さと、丘の上に建つロケーションの写真を見て、「ここなら北海道らしい風景を満喫できそうだ」と期待が高まりました。
友人との旅行で利用しましたが、実際に訪れてみると、期待以上の癒しと発見がありました。
チェックインの第一印象
ホテルに到着したのは午後3時頃。小高い丘の上に建つホテルは外観からも落ち着いた雰囲気が漂い、駐車場からの眺めもすでに絶景でした。フロントに入ると、木の温もりを感じるロビーと、スタッフの温かな笑顔が迎えてくれました。
「今日は天気がいいので夕日が綺麗に見えますよ」と声をかけてもらい、その一言で一気に気持ちがほぐれました。チェックイン手続きもスムーズで、旅の疲れを癒す空間へ入っていく高揚感がありました。
客室で感じた安らぎ
案内された客室はシンプルながら清潔感があり、窓から広がる景色に思わず息をのみました。遠くに広がる田園地帯と、その先に見える山並み。
まさに「北海道に来た」と実感できる風景でした。ベッドはふかふかで寝心地も良く、ソファに腰かけて窓の外を眺めながら、ただ時間を過ごすだけで心が満たされました。旅の途中で立ち寄るビジネスホテルとは全く違う「景色と共に泊まる」体験ができたのは特別でした。
夕日と夜景の感動体験
ホテルの魅力のひとつは「丘から眺める夕景」です。スタッフに教えてもらった通り、夕暮れ時に窓際に座ってみると、空がオレンジから紫へと移り変わり、畑や森が影絵のように浮かび上がりました。写真では伝えきれない美しさで、思わず友人と無言で見入ってしまったほどです。
夜になると、街の灯りが点々と輝き、都会の夜景とは違う「静けさのある光景」に心を奪われました。
夕食で味わった地元の恵み
夕食はホテル内のレストランでいただきました。コース仕立ての料理は地元食材がふんだんに使われていて、特に印象に残っているのは「長沼産の野菜を使ったサラダ」と「ジンギスカン風のメイン料理」です。
新鮮な野菜は甘みが強く、ドレッシングを最小限にしても十分な味わい。肉料理は香ばしく、北海道らしい力強さを感じました。友人と「これぞ旅行の醍醐味だね」と言いながら、ゆっくり味わいました。
温泉での癒し体験
食後は大浴場へ。大きな窓からは夜の景色が広がり、温泉に浸かりながら星空を眺める贅沢な時間を過ごしました。露天風呂は冷たい風と温かい湯の対比が心地よく、都会の疲れがすっと溶けていくようでした。
地元の方も利用していて、湯船の中で世間話を交わすのも良い思い出です。「今日は雪が降るかもしれませんね」と話していたおじさんの言葉どおり、夜中に窓からちらちらと雪が舞うのを見たときは、北海道らしさを全身で感じました。
朝食と朝の風景
翌朝、レストランでの朝食はビュッフェスタイルでした。焼き立てのパンや新鮮なサラダ、地元産の牛乳をたっぷり使ったヨーグルト。特にホクホクのジャガイモを使った料理は、朝から体を温めてくれる優しい味でした。
朝食後に部屋へ戻り、カーテンを開けると朝日が差し込み、青空の下で広がる畑が一面に見えました。夕景も素晴らしいですが、朝の澄んだ空気と景色も忘れられない体験です。
周辺観光との組み合わせ
ホテルは立地的にも観光の拠点として便利でした。チェックアウト後は「長沼温泉」や「ハイジ牧場」など、近隣の観光スポットを巡りました。車での移動が中心ですが、いずれも30分以内でアクセス可能。特に温泉はホテル滞在後の余韻をさらに深めてくれるスポットで、旅の流れとしてもおすすめできます。
宿泊を通じて感じたこと
2日間の滞在を終えて感じたのは、「ホテルそのものが旅の目的になる」ということです。マオイの丘ホテルは、ただ泊まるだけの場所ではなく、景色・食事・温泉すべてが一体となって旅行の思い出を彩ってくれました。
特に印象に残ったのは「地元らしさ」と「非日常の静けさ」。忙しい日常から解放され、自分と向き合える時間がここにはあります。
まとめ
長沼マオイの丘ホテルは、アクセスの良さと北海道らしい自然の中での滞在を同時に楽しめる特別な場所です。客室からの眺望、地元食材を使った料理、心温まる温泉体験。どれをとっても満足度が高く、「また来たい」と素直に思えるホテルでした。
観光の拠点としても、癒しの時間を過ごす場所としてもおすすめできる宿泊先です。次回は季節を変えて再訪し、春や夏の景色も楽しんでみたいと心から思っています。
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